とっても天気が良くて
空気は冷たくなってきたけど
太陽の日差しがあたたかい。
干していた布団をとりいれながら
「あぁ、ありがたいな」
って気持ちが体の中で
ほわっと前触れなく湧いてきて
手を合わせたくなった。
「ありがとう」
って言葉にして過ごしていくのって
とっても素敵だし
大切だと思っているから
言葉にしているけど
湖の底から泡が浮上してくるみたいに
こんな風に自分のどこかわからない中の中から
あったかいものが湧いてくることに
にんまりし
ふかふかの布団をだきしめると
幸せが体を包んでくれる気がした。
感謝も赦しも幸せも
無理して感じるものでも
作り出すものでもなくて
日々暮らしていく中で
笑ったり怒ったりもがいたり
それでも
より楽しく生活していくことに
視線さえむけていれば
何かのタイミングで
ふわっと現れる。
もしかしたら、羽のようにふわっと
舞い落ちてくるかもしれない。
待たないし期待しないけど
気づけたら
しっかり喜んであじわうのだ。
